100年経営アカデミー5日目 開催報告 2017年8月10日 8月5日(土)六本木のハリウッド大学院大学にて、100年経営アカデミー5日目を行いました。 今回が、前期「100年経営概論」の最終日となります。 前期「100年経営概論」のまとめとして、1限目と2限目では後藤俊夫代表理事による講義を行いました。 1限目のテーマは「長寿企業大国にっぽん~長寿の要因:理論と実践~」。 企業の長寿要因は、人事教育・財務会計・リスクマネジメント・マーケティング の4つに分類して考えられるといいます。 実際の江戸時代の丁稚奉公のシステムや、三井家の組織体制などを事例に学びを深めました。 更には、後藤代表理事の考える「ファミリービジネス成功の6つの定石」について 一つ一つを具体的に読み解いていきました。 2限目は「思想的背景」をテーマに、石田梅岩や二宮尊徳、渋澤栄一、松下幸之助が 現代の経営哲学にどのような影響を与えてきたのか、その系譜を辿りました。 そして2限目の終わりには、本アカデミーに参加して何を学んだのか、 受講生一人ひとりの感想を発表する時間が設けられました。 「当初何故日本に100年企業が多いのかという点について、自分なりに答えは持っていたが、 講座を受講するにつれて自分の考えが本当に浅かったと思い知らされました。 アカデミーを通して、自分の視野がとても広くなりました」 「自分の周りにはベンチャー企業が多く、とにかく儲けよう、大きくしよう、 上場しよう、という流れが強いため、今回のアカデミーの講義はとても衝撃的でした。 何よりも続けていくことが大事、地域社会に貢献することが大事ということを学びました。」 といった声が挙がり、本アカデミーでの学びを再確認しました。 3限目は、全15講座の学びの総括として老舗企業を1社取り上げ、 「最も印象的であったエピソード」について受講生による最終発表を行いました。 発表時には、ハリウッド大学院大学代表理事の山中祥弘氏にもお越しいただきました。 今回は3つのグループに分かれて発表を行い、それぞれ ・石川酒造 ・人形町今半 ・シャボン玉せっけん について寸劇で発表を行い、長寿要因についてそれぞれの視点から意見を延べました。 発表後には、山中理事長・横澤先生より講評をいただき、 後藤代表理事からは、本アカデミーの社会的・世界的な意義について共有する時間が設けられました。 そして最後に、受講生ひとりひとりへ修了証を授与し、盛りだくさんの5日目の講義は修了いたしました。 懇親会には、2日目の講義に登壇していただいた「ちんや」六代目当主の住吉史彦氏と、 3日目の講義に登壇していただいた「人形町今半」の髙岡哲郎氏にもご参加いただき、 100年経営アカデミーより名誉研究員の委嘱状をお渡しいたしました。 本アカデミー全期の講座は終了しましたが、これはスタートに過ぎません。 後期は「ファミリービジネス概論」を主題に、10月14日(土)より講義をスタートしてまいります。 ツイート