『100年経営アカデミー』開講に際してハリウッド大学院大学 山中理事長のご挨拶
2017年6月1日
未来に向けたサービス産業の経営を ~成功から知識を、失敗から知恵を学ぶ~
5月27日(土)、ハリウッド大学院大学様と100年経営研究機構共催のもと、 100年経営アカデミーが開講いたしました。 冒頭の開講式では、ハリウッド大学院大学理事長の山中祥弘氏にもお越しいただき、 以下のとおりご挨拶を頂戴いたしました。 本アカデミーを開催できることは、ハリウッド大学院大学にとっても大変光栄なことです。 そもそも、ハリウッドグループ(当時名称:ハリウッド美容講習所)は92年前の大正14年に創業し、その3年前にアメリカで創業しているので、実際は創業95年となります。あと5年で100年企業の仲間入りです。日本で創業した当時は、アメリカンスタイルの美容やヘアメイクも何もない、美容を学ぶカンファレンスもない時代でしたので、日本初の近代美容の拠点としてスタートしました。 ハリウッド大学院大学(ビジネススクール)を作った経緯としては、日本の産業構造がサービス産業化しているにも関わらず、サービス産業分野におけるマネジメントが非常に遅れていたためです。サービス産業の生産性向上を目指すビジネススクールとして2008年に開講いたしました。特に、長寿企業を見るとサービス産業が多いという特徴もあり、歴史から・長寿企業から学ぶ経営を元にサービス産業もまだまだ成長していけるのでは、と考えております。 本校の取り組みには、経済産業省も注目してくださり、サービス産業について学ぶビジネススクールが他にないという点もあって、いろいろな形で支援をいただいています。産・官・学の連携のもとにサービス産業の生産性向上を目指しています。 つまり、本アカデミーは本校のテーマそのものなのです。 100年以上続く企業には、必ず3つのサイクルがあります。創業・承継・再生です。企業の成功から学ぶのも勿論ですが、その裏にある企業再生の中に知恵があると思っています。成功から知識を、失敗から知恵を学んでいただきたいです。 これまで、長寿企業いわゆる同族企業は白い目で見られがちでしたが、あらゆる困難を乗り越えてきたのはやはりファミリービジネスです。未来に向けた、サービス産業の経営がここからスタートしていくことを期待しております。私も一緒になって学んでいきたいと思います。 100年経営アカデミーは全15講義(計5日間)に渡って行います。 一日目の開催報告はこちら