活動報告

【第105回100年経営研究会】開催報告(登壇者:株式会社オクムラ 代表取締役 小川雄司 氏)

2025年12月16日

2025年10月28日、大阪府の長寿企業・株式会社オクムラの代表取締役で、事業承継と新規展開を牽引する小川雄司さんを迎え、第105回100年経営研究会を開催しました。

1895年、室内履きの黎明期に誕生した同社は、創業者の着想からスリッパの普及を推し進め、日本の生活文化に根差す領域で独自の地位を築いてきました。素材開発と機能設計を重ね、「癒す」「治す」「鍛える」をテーマとした機能性スリッパのラインアップを強化。近年は姿勢をサポートする「3Dコンフォート」シリーズなど、生活者の体験価値を高めるプロダクトを継続的に投入し、伝統と技術高度化を両立しています。
さらにグループのネットワークを活用した販路開拓や、生活者視点での価値定義をベースにした商品設計を推進し、業界を牽引するモデルを示しています。100年を超える事業基盤を土台に、次の100年に向けてデザイン・機能・健康価値を組み合わせた取り組みを紹介。

今回の研究会では、伝統の承継と時代に対応するための変革、そして一つの製品「スリッパ」に込められた熱い想いについて、具体的な事例や開発プロセスを用いてお話いただきました。