12月19日開催 第109回100年経営研究会 参加者募集中
2025年12月1日
2020年8月よりスタートした本企画では100年企業のご当主の方々に登壇いただき、6月には第100回を迎えました。今後も継続して100年経営研究会を実施してまいります。
第109回100年経営研究会は、兵庫県の長寿企業である、株式会社ユアサ 代表取締役社長の湯浅賢治さんにご登壇いただきます。
株式会社ユアサは、1925年(大正14年)に「湯浅紙店」として創業し、2025年で創業100周年を迎える西宮市の長寿企業です。紙がまだ貴重品だった時代に、初代が障子紙の販売から事業をスタートし、「紙を一般家庭に普及させる」という創業の理念を約100年にわたって継承してきました。小売業からスタートし、卸売業へと事業を拡大、現在では関西における紙製品流通のインフラとして、生協や大手小売店から厚い信頼を獲得しています。
湯浅賢治社長は4代目として、NEC(システム営業・クラウドサービス立ち上げ)、マザーハウス(ジュエリー事業立ち上げ)での経験を経て、2019年に家業へ参画されました。36歳での結婚を機に「家族や地域に貢献できる場所」として家業継承を決意され、2024年5月に代表取締役社長に就任されています。
湯浅社長は、単なる商品販売ではなく「知恵を提供するコンサル型営業」という独自のスタイルを確立。トイレットペーパーの長さの違い(50m vs 250m)やコストパフォーマンスを解説する手作りの情報冊子を制作し、商品宣伝を一切せず純粋に顧客に有益な知識を提供することで差別化を図っています。また、2023年10月には創業時の屋号を復活させたECサイト「湯浅紙店」を立ち上げ、デジタルとリアルを融合した新たな流通インフラの構築に挑戦されています。
さらに、西宮市、芦屋市、伊丹市の3つの自治体と災害時応援協定を締結し、250m超長巻きトイレットペーパーを活用した地域貢献にも積極的に取り組まれています。「蛇口をひねれば水が出るように、紙製品を滑らかに人々に届けたい」という企業理念のもと、紙製品を真の意味での社会インフラへと進化させる取り組みを進めておられます。
今回の研究会では、湯浅社長より、創業100年の歴史を持つ企業における事業承継と革新、超コモディティ商品であるトイレットペーパーでの差別化戦略、外部キャリアで培った経験を家業にどう活かしたのか、そして次の100年に向けた挑戦についてお話しいただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
<お申し込みはこちら>
第109回100年経営研究会 申し込みフォーム
概要
日時:2025年12月19日(金)18:00〜19:30会場:zoomウェビナー(事前登録制となります。お申込者には参加用URLが届きます。メールが届かない場合は事務局までご連絡ください。)
対象:機構の会員・関係者及び登壇者または会員からのお誘いを受けた方
【タイムスケジュール】
18:00〜 スタート・事務局より趣旨の説明
18:05〜 100年企業トークセッション
19:25〜 事務局よりご案内・アンケート記入
19:30 閉会
【第109回100年経営研究会 登壇者】
株式会社ユアサ
代表取締役 湯浅賢治(ゆあさけんじ)氏
1981年生まれ。大学時代に教師を目指し教育学を専攻、後に教員免許を取得。
大学卒業後はNEC(日本電気株式会社)に入社。クラウドサービスの立ち上げなどを行う。
その後アパレルメーカーの株式会社マザーハウスに転職。
2019年にUターンし、株式会社ユアサに入社。その後2024年5月に同社代表取締役社長に就任。
現在はトイレットペーパーや日用消耗品の卸売及び販売を行っており、近畿エリア内での配送代行を行うなどのサービスも取り扱っている。また自社倉庫内に専用スペースを設け、オリジナル商品の企画・販売を行うなど幅広い「紙」を使った事業展開を行っている。
【その他】
□本イベントの対象は、原則機構会員および会員や関係者からのご紹介を受け機構会員へ入会を検討いただいている方に限ります。一般の方の2回目以降の参加はお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。
□当日の講義内容はレコーディングをさせていただき、アーカイブとして機構で保存させていただきます。
□本イベントは、zoomにて開催いたします。事前にzoomの使用方法のご確認ください。また、携帯からご参加の場合は事前にアプリのインストールをお願いいたします。
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