第5回研究会「100年経営企業の3つのスタイルとは」 2016年6月17日 2016年6月3日(金)東京都千代田区にて、 第5回研究会「~経営コンサルタントから見た~ 100年経営企業の3つのスタイルとは」を実施いたしました。 今回は、当機構の理事であり、3500社を超える企業のコンサルティングの実績を持つ日本経営教育研究所 代表 石原 明 氏による講演を行いました。 はじめに、今日までの日本企業の経営について解説がありました。バブル崩壊までの黄金期、ほとんどの日本企業は何もしなくとも会社が良くなる時代でした。 石原理事は、その期間に経営者が本来の仕事である「経営」を行わず現場に残ることが増えたため、 日本企業の経営は弱体化したと分析し、元来日本の経営に見られた「主人」と「番頭」を置いた経営の重要性を説きました。 次に、石原理事が考える「一人前の企業」について説明しました。 資本主義社会の中で、企業はどんどん利益をあげようとするが、それを繰り返していると後継者が全く育たない企業になってしまう、と石原理事は言います。 つまり、現場に仕事を任せることが出来て初めて会社が本来の発展に向かうということです。 「利益があがったらその利益を固定して中を整えることに注力すること、たくさんの失敗をさせることが 会社を一人前にする秘訣ですね。」と経営コンサルタントとしての知見を披露しました。 最後に、本日のメインテーマである「100年経営企業の3つの経営スタイル」が明かされました。 ①発展よりも継続を重視している企業 ②何代かに1度本業そのものを入れ替えながら継続していく企業 ③超優良企業(本業益は15%以下) を挙げ、それぞれについて具体的な企業名やエピソード、経営方法を含めて解説しました。 ここでは、100年経営を目指す企業は自社がどのスタイルで発展をしていくのか、適しているのかを見極めるべきだと、言及がありました。 ツイート