活動報告

【第113回100年経営研究会】開催報告(登壇者:株式会社博水 専務取締役・5代目 江越雄大 氏)

2026年5月30日

2026年5月12日、福岡で5代続く老舗練り物メーカー・株式会社博水 専務取締役・5代目 江越雄大さんを迎え、第113回100年経営研究会を開催しました。

明治36年(1903年)創業の博水は、地元・福岡の魚市場から仕入れた鮮魚を自社で捌き、すり身から製造する昔ながらの製法を守り続けてきました。一方で、大量生産が進むなかで「時代遅れ」と見なされ、業界全体の縮小も相まって、存続の危機に直面するようになりました。2015年に家業へ入った江越さんは、コロナ禍で卸売が激減したことをきっかけに、自社の強みを生かした事業転換に挑んできました。

今回の研究会では、自社すり身を使った揚げたて「ギョロッケ」や未利用魚を活用した学校給食向け商品、グルテンフリー魚麺「HAKATA BOKOMEN!」などの開発を通じて、「非効率」とされてきた製法を、国産鮮魚を活かした独自の商品づくりやフードロス削減の取り組みへとつなげてきた歩みについてお話しいただきました。また、スタートアップや同業他社との連携、ボディコンテスト協賛などを通じて、練り物を「フィッシュプロテイン」として再定義し、地域から“推される企業”として日本発の練り物文化の海外展開にも取り組んでいる現状についてご紹介いただきました。