活動報告

【第112回100年経営研究会】開催報告(登壇者:有限会社元祖鯱もなか本店 専務取締役 古田憲司 氏)

2026年3月31日

2026年3月17日、名古屋を代表する銘菓「鯱もなか」で知られる老舗・有限会社元祖鯱もなか本店 専務取締役 古田憲司さんを迎え、第112回100年経営研究会を開催しました。

明治40年(1907年)創業の元祖鯱もなか本店は、初代が旧名古屋城天守閣の金の鯱をかたどった「鯱もなか」を創製して以来、全国菓子観光博覧会 名誉大金賞牌の受領や名古屋観光ブランド協会推薦品への認定を受けるなど、117年にわたり地域に根ざした菓子文化を育んできた老舗和菓子店です。一方、新型コロナウイルスの影響により主力であった土産需要が激減し、売上が一時10分の1にまで落ち込むなど、廃業も現実味を帯びる厳しい局面を経験しました。

今回の研究会では、業界未経験者による事業承継のリアル、資金・人材・コネクションが限られた中での経営再建の実際、ECサイトの全面リニューアルやX(旧Twitter)・Instagram・LINE公式アカウントを活用した発信による「応援される企業」へのブランド転換、藤井聡太名人の“勝負おやつ”採用や企業・アイドルグループとのコラボを通じて承継からわずか3年で売上を10倍に伸ばしてきた歩みについて紹介いただきました。また、伝統を守りながら時代に応じて変化する「不易流行」の実践や、ファンコミュニティづくりを通じて次の100年につなげていく試みについてもお話しいただきました。