活動報告

【第2回商人道サミット】開催報告

2026年6月23日

2026年5月23日(土)、松阪市産業振興センター研修ホールにて「第2回 商人道サミット in 松阪」を開催いたしました。一般社団法人100年経営研究機構と松阪市の共催のもと、会場・オンラインを合わせて約300名の皆様にご参加いただきました。

数多くの伊勢商人を輩出した「豪商のまち松阪」を舞台に、本サミットは新渡戸稲造の「武士道(The Soul of Japan)」になぞらえ、商いに息づく日本人の精神「商人道」を世界へ発信することをめざしました。

基調講演には最高顧問の舩橋晴雄氏が登壇し、2003年に執筆した書籍『新日本永代蔵』について紹介し、その後海外で翻訳され出版された著書『Timeless Ventures』にまとめた長寿企業の「8原則」や、日本に長寿企業が多い地理的・歴史的・思想的要因を解説。株主主権主義を超え、多様なステークホルダーと向き合い続ける長寿企業の社会的意義を語りました。

続くパネルディスカッションでは「書物を通じた『商人道』の継承と実践」と題し、城南信用金庫の川本恭治氏、岡田文化財団の辻晴芳氏、立命館大学教授の湯浅邦弘氏が登壇。城南信用金庫だけではなく、信用金庫業界に多大なる影響を与えた小原鐵五郎の鐵学をまとめた『信金の神様の教え』や、イオンの創業期を支え海外展開の基盤を整えた小嶋千鶴子の哲学を記した『あしあと』など、創業理念等を言語化した書物を手がかりに、暗黙知をいかに仕組みとして次世代へ受け継ぐかを論じ合いました。

学びの振り返りでは、安藤大作理事が、企業経営の永続性を通じて持続可能な世界への答えが見出せること、そして後継者や子どもたちが「自分たちが未来を作る」という思いのもとで商業道徳を学ぶ意義を語りました。

最後に高梨一郎理事が閉会の挨拶に立ち、ご参加・ご登壇への感謝を述べるとともに、「聞いて終わりにせず、学びから一つでも実行することが大切」と呼びかけ、来年の大阪開催を案内して盛会のうちに閉幕しました。